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1)横/縦型選択ガイド信頼性試験において、最適機種の選定は重要な仕事です。高温恒温器の場合、試料の特性と使用目的によって選ぶのが第一ですが、増設時の設置スペース、材料素性の変化に伴う安全性の問題など、多角的な視点で機種を選定することがますます強く求められています。機種選定の基本的要件のご参考として右表をお役立てください。 | ![]() |
2)3重安全機構によって異常温度にも素早く対応します。温度の変化例1: 温度過昇防止器2が動作し、停止 温度の変化例2: 温度過昇防止器2が何等かの原因で動作しなかったが、温度過昇防止器1が動作し停止 温度の変化例3: 温度過昇防止器1、2が何等かの原因で動作しなかったが、温度ヒューズが動作し完全停止 温度の変化例4: 槽内温度が異常下降し停止 ※電圧印加などにより発熱を伴う用途の場合は、必ず付属のインタロック端子をご使用ください。 | 槽内温度の変化による対応
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3)標準仕様で5つの運転パターンを装備定値運転とオートスタート機能運転のほか、2ステップパターン運転1~3を標準仕様としています。また、これらのパターン運転はそれぞれメモリされるため、2度目以降の運転はワンタッチで操作が完了します。 | ![]() |
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■横型
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■縦型
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| ■Sタイプ 爆発ベント付き 熱処理または乾燥時に揮発性ガス(ベーパ)が発生する試料に適した爆発ベント付き高温器です。何らかの原因により槽内で爆発が起った場合、風圧を天井部へ抜く排気ベントが付いていますので、安全に使用できます。ただし、引火性のあるベーパが大量に発生する場合は使用できませんので、ご注意ください。 ※ご使用にあたっては、必ず爆発限界濃度以下にしてください。 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||
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| ■Kタイプ 熱風強制排気式 シリコーンゴムに代表される二次加硫用熱処理器として開発した熱風排気式高温器です。加硫時の析出物を効率よく槽外へ排出する一方向完全排気方式で、歩留りの良い加硫が行えます。槽内寸法と熱処理品の量を考慮して安全に使用してください。 ※使用頻度に合せ、定期的にヒータ部の清掃が必要です。 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||
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| ■HGタイプ 溶剤乾燥用 安全仕様高温器 「安全はすべてに優先する」という考え方に基づく、溶剤乾燥用安全仕様高温器です。セラミックスの成型工程や代替フロン洗浄後の乾燥など、可燃性ベーパの発生を伴う熱処理や乾燥が安全に行えます。加熱処理・乾燥工程の安全対策としてご活用ください。 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||
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| ■Nタイプ 無酸化恒温器 銅や銀電極を持つ部品の熱処理は、温度と酸化膜の関係に神経を使う作業でした。高性能無酸化OVEN HT320Nは、これらの問題をランニングコストを低減させながら解消し、さらに無酸化状態(扉密閉)のまま、温度下降時間の短縮も実現しました。作業者の安全と生産性の向上を実現し、トータルコストダウンにも貢献します。槽内の全溶接構造に加え、機器取り付け開口部に当社のオリジナル設計(pat.pend.)を盛り込み、高密閉チャンバを実現。この結果、N2ガスの使用量が大幅に削減できます。 | ![]() | ||||||||||||||||||||||||
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