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車載用をはじめ、高電圧・大電流のパワーデバイスの信頼性評価用に、300℃仕様のWINTECHシリーズが誕生しました。高温運転時の耐熱・断熱性能向上のため様々な基本設計を刷新し、高性能と安全性を高めました。 また、新機能の低温復帰時間短縮機能(SF)により2ゾーン試験時に「高温さらし」から「低温さらし」に移行する際、外気導入を行い低温復帰時間を大幅に短縮します。詳しくはをご覧ください。 | |
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1)試料温度コントロールモードを新開発(操作画面切換式)試験室温度を制御する従来方式に加え、試料温度を制御する新しいモードを開発しました。試料温度の測定は、本体側面の熱電対コンセントに接続したT熱電対を用い、当社オリジナルコントローラ「ETACOM」により制御します。本機能を利用して、これまでにない効果的な試験管理を行うことができます。 <試料温度コントロールモードのメリット> | |
■試験温度の管理が正確です。 試料の材質や量が変化しても、試料温度のさらし時間を正確に管理することが可能です。 ●試料温度測定用 熱電対コンセント ●試料温度コントロールモードの運転例1
| ■試験時間を短縮します。 初期空気さらし温度に過熱/冷却温度(Δt)を加えることで、総試験時間が短縮できます。 ●試料温度コントロールモードの運転例2
●試料温度コントロールモードの運転例3
上記の例では、さらし温度にΔtを加え、さらし時間を0分とすることで、1サイクルあたり10分の節約になり、試験サイクルが1000サイクルの場合、トータルでは、おおよそ166時間(10分×1000/60分)の試験時間が短縮できます。さらし時間は試料の特性に応じて、最短時間で設定できます。 |
2)最短時間を実現した復帰性能冷熱交換効率が優れた冷熱回路システムと低/高温室に配置した蓄冷/蓄熱材の最適化により、最短時間での温度復帰を実現しました。温度復帰は温度サイクル試験器の重要な基本性能です。
低温復帰時間:3分
・低温復帰時間:2分 | ![]() 低温復帰時間:4分
低温復帰時間:3分 |
3)均一な風速分布/温度分布を実現循環風の吹出口と吸込口面積の拡大やシロッコファンの大型化により、試験室の循環風量が大幅にアップ(当社比1.4~1.5倍)。同時に風速分布及び温度分布性能が向上しました。これにより、試験室内に設置した試料により均一なストレスを与えることができます。
| ●試料温度分布データ(2ゾーン試験)
●空気温度分布データ(2ゾーン試験)
[試験条件] |
4)省エネルギ設計高性能化とエタック独自の省エネ運転システムによって、さらなる省エネ化を実現します。パワフルな温度復帰性能と試料温度制御を用いた試験効率の向上による総動作時間の短縮。高性能を維持しつつ、省エネ運転システム(ECO運転、冷媒流量の最適制御など)を用い、単位時間当たりの消費電力を削減します。 | ![]() |
5)ECO仕様(学習機能付き)●高温/低温試験中、ムダな予冷/予熱をカット。消費電力平均25%削減を実現しました。 ●独自の“学習機能”によってサイクルごとに最適なタイミングで予冷/予熱を再開します。タイマ式と比較して冷凍能力低下時の試験中断がないので安心です。 ●学習機能が付いているため、10分などの短いさらし時間にも対応しています。 | ![]() |
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※ハイパワー仕様 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 水冷仕様と空冷仕様、それぞれの特徴をよくご理解いただき、設置場所などの条件に適した仕様をご選択ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
●水冷仕様 ○常に水温は32℃以下で、一定の流量(下記参照ください)が確保できる冷却水設備が必要です。冷却水設備が停止すると同時にチャンバも停止しますので、チャンバの安定稼動には冷却水設備の日常点検が必要です。 ○試験器の排熱による周囲環境への影響がありません。 ○冷却水の管理を十分に行うことで、一年を通して性能が安定します。 ○冷却水配管やコンデンサの内面にスケールが付着しないよう、冷却水配管の定期洗浄が必要です。 | ●空冷仕様 ○試験器の排熱設備が必要です。排熱のために、十分な換気設備や冷房システムが必要です。空調設備が不十分な狭い部屋で運転すると、試験器の排熱で部屋の温度が上昇し、試験器保護のため強制停止する場合があります。設置環境温度は30℃以下(運転可能上限35℃)をお勧めします。 ○周囲温度の影響により、性能が大きく変化します。 ○コンデンサフィルタの定期清掃など、保守点検が比較的楽に行えます。 ○水冷仕様と比べ、騒音がやや大きくなります。 ○移動が簡単です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||