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1)ブライン液消費量の低減と連続試験対応仕様高低温液槽と試料移動スペースは溶接一体構造の密閉容器として機密性を高め、ブライン液漏れを解消しました。また3000サイクル、5000サイクルなど長期連続稼動を可能とする自動給液装置を標準搭載しています。試料が持ち込むコンタミネーションや液中に含まれるブライン液クリーニングシステムはオプションで用意しました。いずれも試験器本体への組み込みが可能です。 | |
![]() ※エタックの熱衝撃試験器は、一液式ブライン液を標準液として設計しています。 | |
2)エアーシリンダ方式試験中の試料保護のため、試料カゴ駆動源はエアーシリンダ方式としました。試験中に起こる停電や不具合発生時、試料カゴは移動空間に戻って停止します。モータ駆動の場合は低温、または高温試験槽に試料カゴが残ったまま停止し、試料に負荷を与えることになります。また、試験器としての安全性を確保するため、エアーシリンダによるロック機構を採用しており、試験中の扉開閉はできません。運転準備中や一時停止時、ロックは解除されます。 | 3)耐荷重アップ試料カゴの耐荷重は、実装基板や各種ユニット品の熱衝撃試験に対応するため、3kg(LT20、60)と6kg(LT80)に高めました。A4サイズ試料が入るカゴサイズ(W220×H220×D310mm)を持つLT80型を標準器に加えました。 |
4)試料カゴ脱着式試料を入れ替える際、試料カゴの脱着が簡単に行えますので、試料の固定設置やセンサーの取り付けなども容易です。
| 5)ブライン液自動供給装置3000サイクル、5000サイクルなどの長期連続試験を安定して行うため、ブライン液自動給液機能を標準装備しています。低高温槽ともに液面レベラにより制御し、自動給液します。 |
6)システムアップ(オプション)熱衝撃試験とハンダ接続信頼性評価を行う導通信頼性評価テスタ(MLR 22)とのシステムアップが、簡単に行えます。
| 7)ブライン液クリーニングシステム(オプション)試料の入れ替えが頻繁に行われる試験や長いサイクルの試験では、ブライン液の汚れは避けることができません。 この課題を解決するため、高性能(液が透明)なクリーニングシステムを試験器本体に組み込みました。このシステムは試験プログラムに予め組み込まれ、起動スイッチだけで自動運転、自動終了できます。液の抜き取りからクリーニング終了まで所要時間は約150分、クリーニングを終えたブライン液は、高・低温各々の槽に戻り、試験可能な状態となります。 |
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※使用ブライン液により温度範囲は変わります。 | |||||||||